「giflibのインストール」で解説したGIFライブラリ「giflib-4.1.6」にはウィンドウズ向けのサンプルプログラムとしてかなり完成度の高い「gifshow」というサンプルが付属していますが、このサンプルではディスポース方法3番と4番が装備されていないのと、透過画像においてもブラウザの背景色で透過部分を塗りつぶすのみなので、背景画像が絶えず移動するような状態、例えばゲームなどへの転用はできそうにもありません。それから画像を動かしている間絶えずライブラリ関数に読み込みアクセスする為、度重なるアクセスによるライブラリー内部での使用メモリーの肥大化もないとは言えませんし、プログラムの流れがより複雑化して思わぬバグにも繋がりかねません。そこで今回はこのGIFライブラリ「gif-4.1.6」を使用してGIFファイルを一括読み込みし、アニメーションカーソルと同等のパフォーマンスを実現する手法を解説します。
今回は内容が長くなるので3部に分けて解説します。
第1部 CGIFLocalクラスとCGIFFileクラスの宣言とメンバー変数について。
第2部 GIFファイルを開いてから各GIFブロックを読み込み、指定されたDCに画像を表示するまで。
第3部 MFCを使った用例とサンプルプログラムを紹介します。
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